
スポーツ大好き院長
「M君、久しぶりだね。今日は歯の検診できたのかな?」

「今日は検診ともう一度、入れ歯を作ってほしいんです」
「あの乳歯が抜けて、高校生の時に入れ歯を作ってもらったけど、面倒くさくて入れなかったらどこかいっちゃって・・・今度は、きちんと入れようかなと思ってます。
だって、そこに物が詰まったり、しっかりかめないし・・・」
「お願いしま~~す」
生まれつき永久歯がたりない、先天性欠損歯がある子は10人に1人といわれています。
30人1クラスの教室に3人はいるということになります。M君はその中の一人です。
では、先天性欠損歯とはなんでしょう?
乳歯の数は20本、数年後に全て永久歯に生え変わります。
が、生まれつき永久歯がないばあいは、乳歯が抜け落ちた後その場所は空いたままになります。そのまま放置すると、両隣の歯が空いたスペースへと倒れてきます。
なので・・・先天性欠損の対応策としては、
1・両隣の2本の歯を削ってブリッジにする
2・インプラントを埋め込む
3・1本だけの入れ歯をいれる
4・矯正で隙間をうめる
当院では、たくさんの子供たちの入れ歯を作成しています。
子供のうちに抜け落ちた場合は、入れ歯もしくは小児矯正で治しています。
成人してからも、隙間があいたままでは物が詰まったり、見た目の問題だけでなくかみ合わせに大きく影響してくるので、放置しないでおきましょう。